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カフェ・ヤムヤム、<遅れ>の思考、花束

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お昼のカフェ・ヤムヤムという名のマクロビオティックっぽいクラスに参加。
なんと、土曜なのに受講生3人。そのうちのひとりは名古屋から!
センセイも若いので、なんだか友達4人でわいわいと
楽しく、お話ししながらつくってランチを楽しむ感じ。
共通項が、マクロビオティックで、かつ、あんまり
深刻な病気を治すためとか、
おしゃれで流行りだからってやたら高いカフェで食べるとかではないので
本当にこのクラスがあって、よかった。
研究者とばかり話していると、どうしても偏ってしまいがちだし、
暗くなっちゃったりするし。
いい素材をつかって丁寧につくるので、料理そのものが「癒し」になるし。
でも、この場所は期間限定だから7月までなんだよなー。

井の頭公園駅で降りて吉祥寺まで歩いたら、あら、
一時は禁止された手作り販売が、「アートマーケット」と
登録制になって堂々、復活している。

ところで、『<遅れ>の思考』を読みつつ、移動している。
すでに発表されている論文がもとになった論集なので、
一度読んでいるから、というのもあると思うのだが、
以前は難解で何度も読まなければならなかった論文も
かなり分かりやすくなっている。私が変わったのもあるかもしれないが
文章も読みやすくなっている気がする。
そして何より、この先生の場合、「何でそんな不思議な話をしてるんですか」
というのが未学者には文脈が読めなかったりして
分からなかったりするのだが、今回、序章で問題意識と
研究の意義がはっきり書いてあって、ああ、なるほど、と
腑に落ちるからかもしれない。
それは、手短にいえば、人類学を通じて、この時代の生きにくさを理解し、
なんとかすること、なのだと思う。
だから読んでいると、勉強している、というよりは、
語りかけられているような感じがする。また、
先生の授業と同じように
真剣な独白を聞かされるというか(笑)。
彼の授業は、みんな、分からん、分からん、といいつつ
出てしまい、寝ることができない、そういうものだった。
人類学関係者のみなさんは、辛い時に読むといいかもしれないですよ。
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帰宅すると、両親からお祝いが届いている。ゴージャスなバラの花束。
いくつになってもよいものです。

しかしそうして読む暇もなく、ためにためていた、
初の確定申告用書類の整理に追われる(涙)。
うーん、私にできるんだろうか、これ。
by chinaloca | 2007-03-10 14:13