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スタバデビューにホームパーティー

朝ご飯に、と思って、玄米のバルサミ・ライスとレッドビーンズ(っていうのか?キドニービーンズかも)にソーセージの炊き込みごはんをつくりだしたら2時間もかかって、ブランチになってしまった。でも意外とおいしくできた。夫が「適当につくって、たまたまおいしくできたの?」と聞く。いえ、豆の袋に書いてあったモノを大体、指示通りにつくってみただけです。
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「近所のスターバックスでお勉強」デビュー。この辺りのスタバは、日本のように「長時間勉強しないでください」などと書いてない。というか、長時間、1人でノートブックをひろげて難しい顔をしている人ばかりである。なんとなく、日本のクセで、抵抗があったのだけど、行ってみると、なるほど、ほどよく涼しいし、放っておいてくれるし、そんなに混んでいるわけではないので、けっこう集中できた。魔法瓶を持参したので、コーヒーも冷めなかったし。

昨年、コピーをとっておきながら、ずっと読んでいなかった、ユートピア小説全書の「解説」を読んでいる。面白い。日本赤軍がヴィジョンがなかったのに対し、この人たちは、行動には移せないから、まずはヴィジョンで勝負、という感じである。17世紀のフランスの背景から書かれているので、いちいち、なるほど、と思いながら読む。

夜は日本からこられているTさんご夫妻のお家のパーティーへ。うち車がないんです、とお伝えところ、一緒にお呼ばれしているハーバード大のM先生の家族の車に乗せてもらえることに。以前、ご家族の演奏会とその後のホームパーティーに呼ばれたこともあったので、お久しぶり、とご挨拶。その時はなぜか、呼ばれたゲストと意気投合してしまったので、あまりMさんとそのご家族とはお話していなかった。

家のポーチのベンチで、出かけていたMさんたちを待ち、着いたところで居間でいろいろ珍しいモノを見せてもらいながらお話を聞く。子供たちと後部座席に座って出発。うちはビールを、彼らはパイを買って持参。息子さんはアメリカ版「少年ジャンプ」に夢中で、前日の夜11時に、お母さんに「散歩に行こう」とねだって、買いに行ったそうな。日本版に比べてかなり薄いけど。

Tさん宅は、いわゆる「閑静な住宅街」にある。ドリンクをいただきながら歓談、自己紹介をしたあと、手巻き寿司(!)をいただく。おいしかったー。

サンディエゴ出身のアフリカ系アメリカ人と、神戸の女性のカップルとその娘たちもきていた。彼が、「娘には関西弁を教えないように」と妻にいっている、というので、それがいかに不毛な願いか、説明する。

私の母は、かつて、大学に通うため、東北から関東に出てきたときに、関西の人たちがいつまでも関西弁でしゃべり続けることのに抵抗があったらしい。以前、その話を、ディープ大阪・堺出身の人にしたところ、一笑に付された。

「そんなん言ったってな、うちら、先生が大阪弁のイントネーションで教科書読むねん」

つまり、文章自体は「標準語」でも、イントネーションは地元のものなのである。これではいくら、表現は「標準」になっても、関西弁が抜けるはずがない。

「というわけよ。諦めた方がいいよ。そもそも、」
と私は続けた。
「あなた、ジョージア弁でしゃべれ、って言われて、しゃべれる?」
「無理。それぐらい違うってこと?」
「そういうこと」

私はM先生のお連れ合いにキューバの話をすると、すごく嬉しそうに聞いてくださった。自分の見方を明らかにしながらも、相手の話に耳を傾け、自分の考えの変化を伝える。知的でかつ、明るくて、話していてとても楽しかった。ホストのTさんが、忙しそうであまりお話しできなかったのが残念。

さんざん、お話しして食べたあと、また車に乗せて頂いて帰宅。帰りにMさんに、「もののあはれ」って何?と聞かれる。さすが人類学者。

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近所のエスニック雑貨屋NOMAD。
ウィンドウが面白いな、と撮ったら、同じ日にMさんちで、このマーメイドの絵を見せられてびっくり!売り物だとは思わなかった。アフリカの小麦粉の入っていた布のうらに書かれた映画ポスターらしい。
by chinaloca | 2005-08-06 08:13 | 遊ぶ。