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ラスト・ナイト・イン・ボストン

論文の直しをして、昼の食材を買い出し。ついでにとなりのCambridge Naturalsで自然な誘眠剤を夫に、布製ナプキンを自分用に買う。布ナプは、大変使い心地が良いです。これについては書きたいことがあるのでまた今度。

昼過ぎ、使っていなかったココナツミルクを使うにはどうしたらいいか分からなかったので、COOKPADで検索して、アジア風ヌードルとやらをつくる。
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好評。けっこうお腹にキます。

6時から、韓国人女性のKさんのマンションでパーティ。お嬢様らしく、品のよいインテリアと、おいしい料理がいっぱい。独身でおしゃれで、所帯じみていないせいか、こんなに料理が上手とは思わなかった、と、中国人男性が感心している。
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メンバーは、研究所のなかでも仲の良い中国人5人、韓国人2人、日本人2人に、私と子供2人。ほとんどがこの前、バーで飲んだ後うちに来た人たちである。

10年前、中国本土からアメリカの大学に来ていた人たちは、Kさん曰く、「ヘンな人が多かった」— まあ要するに、政府寄りの人ばかりだったので、まったくアメリカのアカデミアでの会話に馴染まない話し方をする人が多かった。でも今、かなり人数が増えた中国の人たちは、むしろ自国で馴染まないんじゃないかというぐらい、相対化した物の見方をする。私がキューバにいたことがあるせいもあると思うが、話が合いやすい。それにしても、世界最大の工場にして市場になろうとしている国が、いまでも社会主義を名のっているというのはフシギなものです。

「キューバの人は幸せなの?」と、私と同じぐらいの歳の女性が聞いてきた。「中国では、昔は、みんなが同じぐらい貧乏だったから、それなりによかった。だけど今は、お金持ちはすごくお金持ちだし、貧乏な人は貧乏。だから、かえって、幸せに感じにくくなっているような気がする」。

初めはしっとりワインを飲みはじめ、次にビール、それからウォッカ・・・とだんだんエスカレートする皆様。しーんと食べていたのが、私がキューバ音楽に合わせてちょっとステップを踏んだところから雰囲気が一点。もっと踊って、といわれてできない、というと、Wはタンゴが踊れるんだ、タンゴと合わせられないの?と無茶苦茶な提案。Wさんは、澄んだ瞳と純粋な心で、きわめてレベルの高いボケを発揮する中国人男性。もう1人の愉快な中国人男性とともに、しっかり踊って、みんなを楽しませてくれた。
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結局、11時まで残って帰る。夫はお酒を飲んだのですぐ爆睡。私は食べ過ぎたせいかなかなか眠れず、携帯から写真をダウンロードして、みなさんに渡せるように、夫のノートパソコンに移しておく。
by chinaloca | 2005-04-04 19:05