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ヨガをする、講演会と映画にいく

6時に起きて、6時半に始まるヨガ教室に行った。このところ、9時過ぎに起きていたのでかなりきつかったのだが、後で時間がとれないのでがんばる。まだ外は暗い。

本当は15分前に着くべきなのだが、ジャストに到着。20人くらい来ている。

前回のベーシックと違って、ポーズの説明があまりないので、とにかく、見て真似をする。時々、先生が来て直してくれたりする。とっても素敵な女性の先生。ここのヨガの女性の先生は、ちょっと痩せすぎな感じがするけれど、凛とした美しさがある。

結局、なんとか1時間半のメニューをこなした。まったくできなかったポーズはひとつだけで、かなり難しいと思ったポーズもできてしまって驚いた。

このヨガは、達成感があるので続けられる、というのがウリなのだが、実際、無茶な柔軟性よりも、筋力とバランス感覚さえあればなんとかなるポーズが多いので、意外にもできるという楽しさがある。さらに、部屋の温度を故意に高く設定しているので、これでもかというほど汗が出て、体が十分、緩んで動きやすい。

帰宅して30分ほど寝てから授業へ。

4時半からは、人類学のセミナー。Thompson Roomという立派な部屋で、外部から招かれた人類学者が発表をする。参加者を見ると、教員の方が院生よりも多い感じ。しかもかなり高齢化が進んでいるような…。終わった後、会場を片づけるのは、従業員の男性ひとりであって、院生はほとんどがさっさと帰ってしまい、残った院生たちは、固まって話をしていた。案外、先生方に対して、遠慮がちなのでびっくり。院生が仕事したりしなくていいというのもびっくり。公演後はフルーツやチーズといった軽食が、無料で提供された。日本の大学だと、院生が裏仕事をして、食べ物の料金を集めて・・・という光景が見られるのだけれど。

発表の素材はまあまあ面白かったけど、斬新なアイデアが出たわけではなく、「ふうーん」という感じ。

消化不良な感じなので、近くにあるハーバードのFilm Archiveで無料映画を観ることにする。ここでは、毎晩、ゴミ映画から名作まで幅があるものの、いろいろな映画がタダで観られるのである。[訂正:すみません、このときの映画はタダでしたが、普通は6ドルとられることが後でわかりました]。この日は、その毎日の上映メニューとは違って、映画の作者がやってきて一緒に観ることができるというのでそれに参加することにする。

お腹が空いたので近くにある「アメリカ一のハンバーガーショップ」に行く。もちろん、自称だけれど、かなりおいしいのは確か。アメリカとは思えないほど小さい机と椅子について、隣の人と肩を触れあいながら食べる。まるで日本におけるラーメン食堂のよう。

映画に行く。ここでもスタバのコーヒーとクッキーが無料で提供される。上映されるのは短編アニメ。作者はカナダの人。カナダでは、政府がこうしたアニメーターを、広報や教材の製作のために雇用する機関があり、彼女はそこでいろいろなものをつくってきた。10年前にはハーバードでアニメ制作を教えていたのだという。

自分の好きなものだけを集めた作品は、「最悪賞」を受賞したこともあるというだけあって、キッチュでヘンだったけれど、他のモノは商業的でないだけあって、素朴な味わいがあった。なかでも面白かったのがペンギンシリーズ。一つは、シンデレラの登場人物をみんなペンギンにしただけのもの。でも、ガラスの靴が足ひれ型になっているだけですごく可笑しかった。王子様と踊るのがワルツじゃなくてタンゴだったり。次は、Penguins behind the bars(檻の中のペンギン)。50年代、無実の罪で牢屋に入った女性たちを主人公とする映画をヒントにして、全く同じことをペンギンを登場させてやるんだけれど、これは本当に爆笑。

にしても、ハーバードって本当に、お金持ちな大学。
by chinaloca | 2004-12-08 08:42